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抵当権抹消書類等の再発行について

先日、不動産取引に伴い、対象不動産に設定済みの(売主様の)抵当権の抹消書類を確認していた際のことです。

既に融資の借入金を全額返済している事は確認済でしたので、抵当権者(借入先銀行の保証会社)に抵当権抹消のための書類の交付をお願いしました。
抵当権者によると返済は5年ほど前に完了しており、すでに書類は郵送済との説明を受けました。

売主様に確認しましたが、亡くなった奥様がすべて管理しており本人は何もわからず処分してしまった可能性が高いとの事でした。
 この為、売主様には書類を探すお願いをしたのと並行し、抵当権者の業務担当部署に再発行のお願いをする事としました。抵当権者担当部署の回答は次の通りです。

1.融資を受けた当時の銀行支店窓口に本人が出向き再発行手続きをする。
2.銀行からの申し出を受け、抵当権者が書類を再発行する。
3.抵当権者から銀行支店へ書類発送。
4.本人が銀行窓口で書類を受領。

これを受け、本人に代わり再発行手続きを始めましたが以下の通り、なかなかスムーズには手続きが進みませんでした。

1.銀行支店に本人に代わり手続きをする為、TEL連絡、大代表番号は混雑の為、長時間繋がらなかったので、支店窓口に直接出向かざるを得ませんでした。
2.支店窓口には既に融資担当窓口が無く、対応は出来ないと言われ、また本人以外への対応もしていないと言われてしまいました。しかし、抵当権者から当時の窓口に出向くよう指示された旨を粘り強く説明したところ、事態が改善されました。

結論からすると支店内の担当者がイレギュラーで丁寧な対応をしてくれたとは思われますが、本人でなくても再発行手続きを進めていく事ができ、取引を無事に行うことが可能となりました。仮に本人にお任せしていたら取引に間に合ったかどうか。

最近、都市銀行の支店閉鎖が大変多くなり、借り入れ当時の窓口が変更になっていたりして、届出や申し出に戸惑う事が多くなるなと思いました。また諸々の手続きが電話、窓口ではなく、パソコン等での対応が多くなっています。今後、不動産取引を行う際には、より一層の注意喚起が必要になると痛感させられた出来事でした。

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