昨年から始まったコロナウィルスの影響からなのか、知り合いの弁護士先生とお話ししていたら離婚に関する相談件数が増加していると聞きました。
私もこれまでの活動の中で、離婚に関し、ご主人からご相談を頂いたこと、逆に奥様からご相談を頂いたことが何度かあります。
その経験に基づき感じて実践していることは、ご相談いただいた方のお悩みや要望を、なるべく沢山伺うこと、また相手方とお会いすることが可能であれば、やはり相手方からのお話も伺うようにすること。
これがなかなか難しいのですが、第三者を介在して相手方に愚痴をこぼすことで、気持ちが多少でも安らぐことになるのでしょうか。
以前ご相談いただいた方は、離婚してご自宅を売却したいが奥様が退去してくれないので困っているとの事でした。何度か訪問し、奥様とお話しすることが出来るようになり、奥様からもお話を聞いているうちに、ご自宅を売却することやご自身が退去することもご承知いただけるようになりました。
また、奥様から財産分与の関係でご相談を受け、名義人のご主人とお会いしてご自宅の売却に関するお話をさせて頂きましたが、当初は積極的なお話合いが出来なかったものの、最終的にはご自宅以外の所有不動産のご売却も進めて頂けるようになりました。
このように、揉め事を抱えた状態で当事者同士が直接お話をすると感情が邪魔をして解決の糸口が見つけられないままになってしまうことが多いのかもしれません。
このような場合には、第三者を介在して相手方と話し合いをすることや、難しい法的手続きを行わざるを得ない場合には、詳しいお知り合いのアドバイスを聞いてみたり、専門家に相談してみることで、少しの心の余裕が出来たり、想定外に事態が進展することがあります。
お悩みを抱え込まず、私たちや専門家を頼りにしてみてはいかがでしょうか?